Electra 1008 Be 2 は、ハイエンド・コンパクトスピーカーに求められる条件の中に、FOCALの特殊技術を具現化しました。前作1007 Be が持つ高い基本性能に、より鮮明さが増した広がりのある自然な音のイメージと、解像度の高い低音域が加わりました。 高いパワーハンドリングが大きく立体的に広がるサウンドを提供します。
Gamma "γ" Structure
デザインとテクノロジーが出会う時、ハーモニーが生まれる。
Electra 1008 Be 2 は、ハイエンド・コンパクトスピーカーに求められる条件の中に、FOCALの特殊技術を具現化しました。前作1007 Be が持つ高い基本性能に、より鮮明さが増した広がりのある自然な音のイメージと、解像度の高い低音域が加わりました。 高いパワーハンドリングが大きく立体的に広がるサウンドを提供します。
標準価格:¥800,000/ペア (税別)
シンプルで自然な美しさを持った純粋なラインで構成された意匠に仕上げるため、Electra 1000 Be 2 シリーズは実績のあるパリのPineau&Lepocheデザインハウスに協力を依頼し開発されました。
ごとに調和しています。 Electra 1000 Be 2 に関しては何も制約を設けませんでした。与えられた課題に対し各曲線部分は慎重に考慮したうえで、確実な答えを得て修正が施されました。ツイーターハウジングが取り付けられ一体化された剛性の高いアルミ合金のサブバッフルは、 完全に振動を排除した極めて安定度の高い構造です。
Electra 1000 Be 2 の形状は、すべて目的に沿っています。
例えば、定在波を拡散させる幾何学的に不平行な側板が用いられています。Electra 1008 Be 2では背面にバスレフポートを設け、付属のフォームプラグにより設置状況に合わせた低域調整が可能です。
ハイエンド・スピーカーの分野における新しく独創的な試みが Electra 1000 Be 2 シリーズに力強さを与えます。
IAL:無限大の音響的負荷を与える
歪みの無い最適なリニアリティを保ちながら、ミッドレンジ領域に再生帯域を引き下げることが可能なツイーターを実現するには、ボイスコイルを含む振動系全体の共振周波数を下げることが必須条件です。もっとも簡単な方法はドーム振動板の重量を増すことですが、過渡特性を損ない十分なダイナミックレンジを確保できなくなります。
これを解決するため採用されたIALでは、形状記憶素材であるPORONによるサスペンションで高い応答性を得ることと、無限大の音響的負荷を実現する専用のバックキャビティの容量を増すことで試みました。その結果、きわめて広い周波数帯域での優れたリニアリティと、680Hzという非常に低い最低共振周波数(fo)を達成しました。これは他社の追随を許さない性能であり、特に再生周波数全域で95dBの感度と0.2%以下という低歪を実現しています。
※写真左:ダブルスキン18.0cm "W" コンポジットウーファー
※写真右:"W" サンドイッチ振動板
1995年、最初の Grande Utopia のためにFOCAL社が開発したコンポジットWサンドイッチ振動板は、当時のもっとも洗練された最先端技術に対しても20倍に等しい優位さを備えていました。
FOCALによって設計製造されたこの振動板は、Electra 1000Be シリーズの解像度や、音の精度を実現するために必要不可欠なキーテクノロジーです。 その後の多くの開発、改良を経て "W" の最終的な進化形が実現しました。
ガラスシートの密度はより高くなり、発泡の層はフレキシビリティが増し、ドライブユニットの再生周波数帯域に合わせて振動板の重さや硬度、ダンピングを微調整し、最適な特性を得ることができます。 同時に、ユニットに求められる重要な要素である完璧なピストンモーションを維持することが可能になりました。入力信号に対し完璧に動作するドライブユニットを機構的にも電気的にも何ら修正することなく設計することは、考え得るもっとも高度な解決策です。
Electra 1000Be シリーズに搭載されるすべてのドライブユニットと同様、"W" 振動板はFOCALの自社工場で製造されています。 これこそ、必要不可欠とするメイン部品に対し、その試作、製造から品質管理のすべての段階に精通し、自信を持って保障し得る唯一の方法なのです。
"γ" Structure は、重量が大きく剛性の高い50mm厚のMDFによるフロントバッフルを持つキャビネット構造です。 ウーファーユニットの大きな運動エネルギーの反作用によって発生するロスや歪を抑え、さらに圧縮現象の無い大口径のバスレフポートにより、 解像度が高くパワフルで開放感に溢れた低域再生を実現しています。ツイーターは剛性が高くバッフルと同じラウンドフォルムを持つアルミ合金のサブバッフルにハウジングとともにマウントされ、スムースな拡散特性によりクリアな高域再生を得ています。また、定在波を防ぐ不平行の側板により、フラットな周波数特性を獲得しています。
Electra 1008 Be 2 には、オプションとして専用のスピーカースタンド S1000 High Gloss が用意されています。
支柱内部に重量のある大きな金属バーを内蔵し、自量16.0kg(1台)という重量でスピーカーの振動を制御しています。またスタンド内部にスピーカーケーブルを収納することができる、美観にも優れた気品あるラッカー仕上げの専用スタンドです。
Stand S1000 High Gloss
標準価格:¥100,000/1台 (税別)
ハイグロス・スレートラッカー仕上げ
--- 寸法 ---
H: 611mm(スパイク無し) 636mm(スパイク付き)
W:294mm
D:385mm
--- JANコード ---
4546063320113
モデル | Electra 1008 Be 2 |
型式 | 2ウェイ/ブックシェルフ/バスレフ型 |
ドライブユニット | 2.7cm “IAL” ピュアベリリウム・インバーテッドドームツイーター 16.5cm "W" コーンミッドウーファー |
周波数特性(±3dB) | 46Hz - 40kHz |
低域再生能力(-6dB) | 41Hz |
出力音圧レベル(2.83v/1m) | 89dB |
定格インピーダンス | 8Ω |
クロスオーバー周波数 | 2,200Hz |
推奨パワーアンプ出力 | 25 - 150W |
寸法(W×H×D) | 264×386×350mm |
重量 | 15kg/1台 |
JANコード | Black Lacquer(ブラック・ラッカー):4546063301044 Slate Gray(スレート・グレー):4546063301013 Champagne(シャンペーン):4546063301020 Basalt(バサルト):4546063301037 |